連載も中盤にさしかかり、「ここら辺でちょっとひと休み」
して、今回は、この原稿をどのようにしあげているかを記して
みたい。というのも、この稿が刊行される10月には私は日本に
帰国してしまっていて、その後はやり方が変わってしまうから
である。
さて、この連載のChapter 2(5月号)で、私は以下のように記した。
今、私はアメリカ・ジョージア大学の研究室でこの原稿を書い ている。完成した原稿は電子メールによって東大・本郷の山本 義春氏に送付し、彼に印刷してもらって杏林書院に届くことに なっている。
というと簡単であるが、具体的には、次のような手順を踏んでいる。
なぜ、私自身が直接日本の杏林書院に全てを送らないのか。別に、 Faxにかかる一分間80セントの電話料金(たぶん合計でも2,3ド ル)をけちっているからではない。いちいち、自宅にパソコン を持ち帰ってFaxの設定をして送付するのが面倒だったからで もない。もっとも大きな理由は、ジョージアにある私のコンピュー タからは印刷できないからなのだ。