まず、回答者の「メール使用歴」をみると、1年以下が21名 (35%)、1〜3年が18名(30%)、3〜5年が13名(22%)、5年 超が8名(13%)であった。また、一日あたりの「スプールのチェッ ク回数」は、1回以下が11名(18%)、1〜3回が25名(42%)、 3〜8回が14名(23%)、8回超が10名(17%)であり、「送受信 総数」では、2回以下が11名(18%)、2〜5回が21名(35%)、5〜 10回が9名(15%)、10〜20回が10名(17%)、20回超が9名(15%)、 最高は130回、「所要時間」では10分以下が21名(35%)、10〜 20分が16名(27%)、20分長が22名(37%)、最高は80分であった。
「便利さ」については、「とても便利」(45名,75%)がほと んどで、「便利だがわずらわしい」(14名,23%)は少数だった。 また、メールが「必須」であるという回答は19名(32%)で、 「便利だが必須ではない」が多数だった。ただし、この両項目 は設問のしかたがそれぞれ多数を占めた項目を選びやすいよう に誘導されていたことに後で気づいた。「返信」については、 (a)(b)の回答がそれぞれ30名(50%)、25名(42%)で、「返信し ないように心がけている」者は極めて少数であった。
以上が設問項目に対する単純集計の結果であるが、これは一 般的な結果というよりはむしろこの対象者の特徴を表すものと 考えるべきであろう。というのは、第一にアンケートを送付し た対象が「私の周囲のメールアドレスの所有者」という極めて 偏ったグループであったことと、「電子メールの使用」に関す るアンケートを「電子メール」で回答を求めるといういわば自 己引用をしているわけで、どう考えても、「電子メールはない ほうが良い」と考えている人とか電子メールの送信が嫌いな人 は、回答者に含まれ難いからである。