さて、前二案は、「研究」というより「処理(コンピュータの 利用)」に注目したわけだが、逆に「情報」というキーワード を「時代」の中に埋め込んで、その基盤の上での「研究」に注 目するという考え方もできる。つまり今や「インターネット時 代」なのである。具体的には、
というような分類で展開していけば良いだろう。今年(1996年) のACSMの年次大会にも、「Exercise Science and the Information Superhighway」という話題のセッションがあり、 結構な人たちが聞いていた。つまり、「これ(インターネッ ト)によって、こんなことも、そんなことも、あんなこともで きる」ということがあまり知られてはおらず、それを知らせて ネットワーク利用を促すことによって、研究の仕方が圧倒的に 変わるのではないか。また、その利用における諸問題(法的、 倫理的側面も含めて)を解説することは、これからのインター ネット利用者である読者の便宜になるのではなかろうか。以上 が、この案の主旨である。