next up previous
Next: 時空間認知の歪み Up: インターネット時代の神経系 Previous: テレビ

インターネット時代への視点

さて、いよいよインターネットである。インターネット がどのようなメディアとして発展していくかは、現時点では定 かではない。が、そのプロトタイプとしての様々なメディア、 すなわち、テレビ、電話、飛行機などなどに対する我々の適応 過程を回顧すれば、インターネットが私たちの身体をどのよう に拡張していくか、また、私たちの生理機構にどのような適応 を迫るのかということについては、ある程度の見通しが立てら れるだろう。私は、その主要な視点として、1) 時空間認知の 歪み、2) 視覚と聴覚の融合(神経系の適応)、3) 手指感覚の 強調と臀部の奪格(感覚比率の調整)、が挙げられるのではな いかと考えている。





Yoshio Nakamura
Mon Dec 27 10:02:29 JST 1999